水の入ったコップを1日に2回ひっくり返して床を水耕栽培してしまった。
注意力が低すぎる。
「禍話叢書・壱 余寒の怪談帖(完成版)【DL】」を読み終わった。
非常にクラシカルな怪談集で、良すぎる。今書いている習作は怪談帖の影響を強く受けている。というかほぼそのままのフォーマットだ。内容までパクっているわけではないけど(当たり前だ)。
自分の習作と比較すると色々見えてくる。短い怪談だとしても演出はとても大切で、それがなければいくらたくさん作品を描いても"変な現象カタログ"になってしまう。なすべき演出をしっかり意識しなければならない。
2巻も買います。心の師匠。
直近の創作についていくつかの所感。
① ここ数日まとまって習作を書いてみたところ、"小説写経"の効果が想像以上に現れていると感じた。単語の選択、言葉のリズム、何をどう修飾し、またはしないのか。特に言葉のリズム部分について個人的にはかなり目覚ましい進歩を感じる。一方で描写そのものや、視点を反映した言葉選び、語り方の一貫性の維持などは全然進歩がない。これは写経だけでの習得は難しいと思うので、別のトレーニングをすべきだと思われる。足りないところはまだまだ多いが、進歩が感じられるのは嬉しいものだ。
② "キリン"においては、「Nさんの長く伸びた影を踏みながら」が描写としてもっとも上手くできた部分だと思う。夕方であること、後ろからついて行っていることを、主人公の視点から見た映像の要素を用いて無理なく組み立てられた。しかもこれが一発で出たわけではなく、きちんと試行錯誤の末に出てきたのだからこれもまた進歩である。最終的にはこのレベルの表現なんか一発や二発で出てきてしかるべきだが、その過程として「試行錯誤する習慣」と「試行錯誤の結果にたどり着いたという成功体験」を獲得していくのは大切なのである(たぶん)。
③ 書いた内容をLLMにレビューさせた。割となめていたのだが、これも思ったより役に立つ。褒めの部分は(悔しいが)読んでいて嬉しいし、指摘部分が勉強になるところも多い。異なる複数のLLMに読ませれば、共通して良いところは確かに良いのだろうと思えるし、共通して指摘・誤読されるところは見逃せない何かの問題があるのだろうと分かる。できればそれなりのパワーのLLM3つに読ませて多数決を取りたいところだ。ちなみにNotebook LMは明らかに性能が低い(性能よりも処理速度を優先していると思われる)ので使えない。いったんはchatGPT, claude, gemini の3つでやっていこう。
④ "キリン"の話は、意図せずかなりしっかりした話が作れたと感じる。もしも同人誌を作るなら、そこにまとめてもいいと思える2つ目の作品となった。ただ、これは試行錯誤の末に出てきたわけではなく、偶然すっと出てきてしまったものだ。これがいけない。昔から「ストーリーを試行錯誤する」「複数パターン案出しして最適解を選ぶ」が全然できないので直したいのである。話を練られないと、ストーリー作成がいつまでたってもガチャから進められない。出てきた話の質の向上ができないし、もっと長いお話を書こうとすると間違いなく破綻する。短距離走的な想像力では限界があるに決まっている。狙った的にボールを投げまくるのではなく、一歩ずつ山を登るように作品を作りたい。
⑤ 日本人が読めばすぐに分かることだが、これは妖怪「ろくろ首」を"ステレオタイプなお化けキャラクター"ではなく"日常に潜む怪異"として再構築したつもりだ。本当にできているのかは知らない。